Works 2024.01.29

【制作事例】シルクの2色印刷で美しい仕上がりに！オリジナルポーチの制作

ノベルティカフェは、これまで様々な「もの」に印刷してきました。
中には、印刷が難しい素材や条件が厳しい場合もあります。その度に、弊社のお取引先さまの素晴らしい職人技術を見てまいりました。

お客さまから「こういうことできませんか？」とご相談をいただくことで、新たな印刷技術に出会うこともあります。

先日、約3ヶ月ほどかけてお客さまや職人さんと一緒につくり上げてきたポーチができあがりました。

オリジナルポーチ
数量：500個
仕様：シルク2色印刷
素材：ポリエステル
制作期間：約1ヶ月（校正から本生産まで）

こちらの案件では、シルク印刷暦20年の職人さんに印刷をお願いしました。その素晴らしい技術を含め、オリジナルポーチ制作についてご紹介します！

歯科医院さまのノベルティ！歯磨きセットを入れる高級感あるオリジナルポーチ

お問い合わせをいただき、まずはポーチ選びからスタート。

歯科医院を営むお客さまからのご希望は、「歯ブラシが入るほどのサイズ」で、「高級感のあるもの」、もしくは「通気性の良いメッシュ素材のもの」。

歯の矯正をする患者さまに、矯正用歯磨きのセットをお渡しする際に入れるポーチをつくりたいとのことでした。

なるほど…！歯医者さんらしいオリジナルグッズですね。矯正をした後、歯科医院のロゴが入った素敵なポーチを渡されたら、歯磨きも頑張っていけそうな気がします！

伺ったご要望から、サテン素材で丸みをおびたオーバルポーチや、マチのないフラットなポーチ、合皮やメッシュ素材など、様々なポーチをセレクトしご提案。

いくつか提案した中から採用されたポーチは、長方形の黒のマルチポーチです。内側のサテン調のゴールドが高級感ある印象を与えてくれます。

収納や出し入れがしやすいポケット付き。収納力抜群で、実用性の高いポーチです。

ポーチが決定し、次は、名入れです。

いただいた歯科医院さまのロゴは、歯をモチーフとした2色でデザインされたシンボルマークと、筆記体のロゴタイプから成る繊細なもの。既製品のポーチにロゴなどを名入れする場合は、主にシルクスクリーン印刷で行います。

その際、すでにポーチの形に成形されているため、細い線のあるデザインや2色以上での印刷の場合、フラットな面に印刷するのと比べてどうしても印刷の難易度が上がるのです。

一般的には難しいとされるケースですが、ノベルティカフェが印刷をお願いしているシルク職人さんは、高い技術を持っています。
まずは、ポーチとデザインを確認してもらい、なんとか実現できないか相談します。

見ていただいたところ、ポーチの内側の布部分が固定されていないため、2色印刷の際にズレてしまう可能性があるかもしれないとのこと。
なかなか難しそうです…。

それでも、まずは1つサンプルをつくることに！

職人さんに試してもらっている間にも、別の手段についても検討しておきます。
制作にはもちろん納期がありますし、もしシルク印刷がうまくいかない場合でも、新たな提案ができるように準備は進めておきます。

幸い、出来上がったサンプルは想像以上の美しい仕上がり…！
ズレがおきないように色々工夫してくださったそうです。
早速、お客さまにサンプルをお送りして確認いただき、本生産に進むことに。

出来上がったポーチがこちら！

筆記体で描かれた歯科医院のお名前も潰れずに、ロゴのゴールドと白のバランスもいただいたデザインデータ通りの仕上がりになりました。

特に、このようなケースでは印刷の仕上がりが思ったようにいかない可能性もあるため、お客さまと相談し、ポーチの予備を多めに用意させていただくことで対応しています。
その分コストはかかりますが、万全の生産体制のため通常の印刷ではできない場合はご協力をいただいています。

シルク印刷は、1色ごとに版が必要になるため、多色印刷はコストがかかります。しかし、仕上がりを見るとやはり繊細で複雑な表現が可能で、やっぱり素敵です。
こちらの記事では、歯科医院さまのノベルティとして既製品のポーチにシルクスクリーンで2色印刷を行った事例をご紹介しました。

こんなもの、つくれるかな？
このロゴ、印刷できるかな？
どんなことでも、お気軽にノベルティカフェにご相談ください！