カラーマーケティングを取り入れて! 「色」にこだわるオリジナルグッズ
「カラーマーケティング」という言葉、聞いたことありますか?
「カラーマーケティング」とは、製品やブランドに色彩を戦略的に活用するマーケティングのことです。
色に対する人間の行動や反応を研究した色彩心理学がベースになっています。
色には印象を強く与える影響があるんですよね。
憧れのジュエリーブランド「Tiffany(ティファニー)」を想像してみると、わかりやすいかもしれません。
ティファニーのブランドカラーのブルーは、「ティファニーブルー」と言われるほどその色を見ただけで多くの人がティファニー社を思い出します。
また、ニューヨーク発のベーカリー「THE CITY BAKERY(シティベーカリー)」では、バレンタインの期間中、いつもはブルーのロゴや店内の装飾が、ピンクに様変わりします。
お店のディスプレイはもちろん、販売しているグッズやコーヒー、お菓子のパッケージなどもピンクに変わります。
季節限定カラーとして打ち出すことで、ファンをワクワクさせてくれますよね!
ノベルティやオリジナルグッズを制作するときにも、「色」の選定は極めて重要です。
色によって、企業の印象を強めたり、購買意欲を掻き立てることができるのですから!
こちらの記事では、色にこだわったオリジナルグッズの制作事例をご紹介します。
ロゴカラーを基調に展開した、オリジナルマグと巾着
東京大田区にあるカフェ「ヒコーキカフェ ハミングバード」さま。元CAの方が運営する、「ヒコーキ好きのためのヒコーキカフェ」をコンセプトとしたお店です。
お店にはオリジナルグッズも多数取り揃えられています。
こちらのカフェの1周年記念のグッズを制作しました。
お店の、ロゴは優しいブルーの色合いに、飛行機のイラストが描かれたもの。
1周年の記念品ということで、既存のお客さまにも、新規の方にも、お店の印象をしっかり固めたいタイミングです。
そのため、オリジナルグッズは、ロゴの色が印象づくように意識して選ばれました。また、1周年の記念品であることは、文字で伝えることになりました。
制作したグッズがこちら。マグカップとミニトートにもなる持ち手つき巾着です。
マグカップは、ロゴカラーに近いブルーのカップをいくつか提案し、選んでいただきました。
日本製の美濃焼のマグカップです。ロゴの優しい色味に近いものを探すのに苦労しましたが、可愛いマグが見つかりました。
巾着もロゴに近い色で制作をご希望されていたため、生地をいくつかピックアップして選んでいただき縫製。
こちらは既製品への名入れではなく、サイズも形状もオリジナルで制作しました。
絞る紐がついていて、いわゆる巾着としても使えますが、持ち手もついているのが特徴。ちょっとしたお出かけにも便利です。紐と持ち手のカラーは、ブルーの濃度をあげた色味にしました。
ロゴのカラーをベースに、グッズの制作を進めたので、統一感のある周年記念品になったのではないかと思います。
ホログラムの輝きで特別感を表現! 定番品との差をつけるステッカーのワザ
X(旧Twitter)のスペース機能を使ったラジオ番組「こたつラジオ」のグッズを、継続して制作させていただいています。
こたつラジオのメインクリエイティブは、パーソナリティーのみずのさんがこたつに入りながらラジオを放送しているイメージのイラストです。
通常の時期にプレゼントされるステッカーはこの定番品。
それに対して、1周年の記念、2周年の記念に、特別バージョンのステッカーを制作しました。
1周年のものがこちら。基本的なデザインは変えずに、1周年のケーキがこたつに乗っているのと、台紙がホログラムでキラッと輝いています。
さりげない特別感がありますね。
こちらが2周年のもの。
みずのさんがバーを貸し切った特別イベント「バーこたつ」を行い、そのイメージに合わせて大人っぽい黒ベースのデザインに、大きめのホログラムで制作しました。
だいぶ印象が変わりますね!
ステッカーの制作では、デザインをメインに考えがちですが、実は印刷する用紙でも変化をつけられます。
ホログラム、ラメ、シルバーやゴールドの光沢のあるシートなど、さまざまなバリエーションがあります。
使用シーンやターゲットに合わせてご提案可能ですので、ご希望をお知らせください。
アロマミストの香りを、直感的に分かりやすく伝えるカラーリング
著者でオンラインコミュニティ「かんころ未来創造Lab」を主宰するかんころさんからご依頼いただき、オリジナルアロマミストを制作しました。
天然精油100%のアロマミストは、香りも完全オリジナル。ヒアリングをしながら、プロの調香師がブレンドした心地の良いアロマです。
こちらの商品は、オンラインショップ限定での発売でした。店頭販売ではないので、香りのサンプルを試していただくことはできません。
もちろんオンラインショップでの説明も大事ですが、パッケージの与える印象も大きなものがあります。
香りの印象にあったラベルや箱にする必要がありました。
「Kanaeru」は、柑橘系をベースにした爽やかな香り。おすすめの使用シーンは、ポジティブに前向きになりたい時。
柑橘やポップで明るいイメージのオレンジを採用しました。
「Kiyomeru」は、ローズ系をベースにした落ち着く香り。おすすめの使用シーンは、おやすみ前や、心を安定させたい時です。夜のイメージ、静寂のイメージでブルーを採用しました。
2本購入してくださる方も多く、ご自宅でどちらを使うかパッと分かりやすくなっているのではないかと思います。
商品コンセプトを視覚的にあらわす、色の重要性わかる事例です。
以上、グッズの「色」に焦点を当てて制作事例をご紹介しました。
ノベルティやオリジナルグッズ制作のヒントになりますと嬉しいです。
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