オリジナルデザインのフルカラー御朱印帳(函館・五稜郭/最上寺様)
みなさんは御朱印帳を持っていらっしゃいますか?
私は、制作したことはありながら、自分ではじめて持ったのは2020年になってから。
旅先などで神社やお寺に立ち寄り御朱印を集めていくことは、こんなにも楽しいのかと気づかされました。
御朱印とは、神社やお寺に参拝した証のこと。
このブームは2000年頃から始まったと言われています。特に2013年、伊勢神宮で20年に一度おこなわれる「式年遷宮」と、出雲大社で60年に一度おこなわれる「平成の大遷宮」が重なったタイミングで、大ブームに発展したのだそう。
そして、実はNovetly Cafeでも、御朱印帳に関するお問い合わせを多数いただいてきました!
こちらの記事でも御朱印帳の制作についてご紹介していますので、ぜひご覧くださいませ。
上記は、神社仏閣以外のお客様が御朱印帳を作成された事例でした。
実は御朱印帳は、メモ帳やノートのような感覚でも使用可能。レシピや旅の記録帳として活用する方もいるのだそう!
こういった御朱印帳をオリジナルグッズとして制作する際は、デザインにこだわりながら表紙をフルカラーで、小ロットで作れるのも嬉しいですよね。
さて今回は、北海道の函館・五稜郭の麓にあるお寺「最上寺」様よりご注文いただいた御朱印帳についてご紹介。
制作事例をご覧いただきながら、職人さん手作りの、想いが詰まった御朱印帳についてお伝えいたします。
フルカラーで美しいデザインを表現できるオリジナル御朱印帳
まず、今回作成した御朱印帳を見ていただきましょう。
御朱印帳の表紙は、紙製や布製など様々ありますが、今回は紙のものをチョイス。マットコーティングが施されているので、汚れや水にも強く丈夫で長持ちします。
紙タイプの表紙を選ぶメリットは、フルカラーの表現が思い通りにできること。青と桜の濃淡も発色よく、美しく仕上がっている様子が写真からもわかるはずです!
布タイプは生地を織りながら柄や色味を表現するため、再現できるデザインには限界があります。
もちろん、布の質感や重厚感に重きをおき、シンプルなデザインで布タイプの御朱印帳にされる方もいらっしゃいます。
それぞれの良さがありますよね。
「デザインデータを作れない」方もご安心を!イメージをもとにしたデザイン作成も承ります
Novelty Cafeでは、ご注文いただく際、基本的にはIllustratorでのご入稿をお願いしております。
しかし、データ作成が難しいという方もご安心ください!
イメージをお伝えいただければ、Novelty Cafeがデータ化のお手伝いをさせていただくことも可能です。(別途料金を頂戴する場合がございます)
今回は、お客様が「完全オリジナルのデザインで御朱印帳を作れるところを探していた」と話されていたこともあり、手書きのイメージイラストをもとにこちらでデザインを構築し、データ作成をおこないました。
ご注文いただいた最上寺様は、函館は五稜郭のすぐそばにあるお寺です。
表紙の中央にある五稜郭を模したモチーフは、最上寺様で授与される御朱印のデザインそのもの。
星形がかわいらしいですよね。
五稜郭は新撰組の土方歳三の最期の地と言われています。新撰組のトレードマークであるだんだら模様の羽織りをイメージしたデザインも、御朱印帳の下部にしっかりと反映。
さらに郭内やその周辺には、約1,500本の桜があり、首都圏より遅れたGWの連休前後に見頃を迎えるのだとか!その時期にも五稜郭に足を運びたいですね。
裏面には、最上寺さんの敷地内にあるオーガニックショップKoAさんのロゴマークが入っています。
実は今回ご注文いただいた方は、最上寺の御住職の娘さんで、こちらのオーガニックショップのオーナーさんでした。
オーナーさんは、冒頭で紹介した記事を見て「こんな風に想いを持って、(御朱印帳を)作ってもらいたい」と話されていました。
いただいたご相談に一つひとつと向き合い、グッズやノベルティなどをかたちにしてきた過去がこのような縁を繋いでくれたことが、とても嬉しかったことを覚えています。
このご相談をいただく少し前に、個人的に最上寺様を訪れ御朱印をいただいていたため、オーナーさんからご連絡をいただいたときさらに不思議な縁を感じました。
ご連絡いただいた2020年には「実際にお会いしたい」と強く思い、noteに掲載するインタビュー記事の取材も兼ねてNovelty Cafeのメンバーでオーナーさんのもとにうかがいました。
その後、お寺とショップがうまく融合した素敵なイメージ画をいただいた私たちは、オーナーさんの想いを丁寧にデータ化させていただいたのです。
職人さんが1冊ずつ手作りした本格的な仕上がり
この御朱印帳は、表紙だけでなく中身にも注目ポイントがあります。それは、職人さんの技術です。
本文では奉書紙という、ご朱印帳専用の紙を使用しています。
コロナ禍では、御朱印がすでに書かれた「書き置き」を受け取る手軽なタイプも多かったですが、やはり直接御朱印帳に書いていただく墨書ならではの味もありますよね。
奉書紙はまさに、直接墨で書いていただいたときに威力を発揮します。
和紙の質感を残しながら、表面はさらさらとしていて寺社名などを書いてもにじみにくく、かすれにくい。半紙などの和紙よりもしっかりしているので、大事な御朱印がしっかり表現されます!
そして、この奉書紙の断裁や組み立てや、フルカラープリントした表紙を台紙に巻きつけるのも、職人さんの手作業。
驚くほどの手間をかけ、長年培ってきた職人さんの技術を凝縮して作り上げているのです。
手にした人が長年持ち歩き、神社仏閣での想いをためていく御朱印帳なので、私たちも丁寧に丁寧に仕上げられたものであることが大切だと考えています。
そのため、特急納品は難しく、納期は少し長めにいただいています。
ご注文から納品までは1ヶ月〜1ヶ月半程度。仕上がりをゆっくりとお待ちください。
ご朱印帳の基本情報
■ 最小制作可能数:100冊から
■ 納期:1~1ヶ月半程度
■ デザイン:表紙、裏表紙、フルカラープリント可能
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今回は最上寺様の御朱印帳についてご紹介しました。
大変嬉しいことに、御朱印帳を手にした方々からの反応も教えていただき、オーナーさんとのやりとりは続いています。
その後最上寺様からはリピートでのご注文を頂戴し、今回の御朱印も含めて3種類の御朱印帳と、御城印帳も制作させていただきました。
今回のご縁をきっかけに、こうやってお客様と繋がっていられる状況が、私たちもとても嬉しいです。
そしてコロナ禍では一時期、観光客が減少していたとうかがっていましたが、今では新撰組や御朱印が好きな方、五稜郭を訪れる国内外の観光客でにぎわっているとのこと。
これまで以上に多くの方がこの御朱印帳を手に取ってくださったと思うと、また嬉しい気持ちになりますね。
さて、今回のような御朱印帳は小ロットからでも作成可能です。
デザインに不安のある方も、表紙にこだわりたい方もぜひお気軽にお問い合わせください。
お客様とじっくり話し合いながら、多くの方に親しんでいただける御朱印帳、御城印帳などの制作をできればと思います。