客室数の少ないホテルでもつくれる、こだわりのオリジナルアメニティ

アメニティは宿泊施設のブランドイメージをつくる

私は旅が好きです。

旅の楽しみは観光だけでなく、ホテルや旅館に宿泊すること自体もその一つ。そして、宿泊施設でつい目に入ってしまうのが、アメニティです。

アメニティとは、辞書的な意味では、快適性、快適な環境、魅力ある環境とのこと。

そこから、宿泊施設などで滞在客に提供される、快適さや利便性を向上させるための品物やサービスを指すようになったんですね。

具体的には、タオルやシャンプーやボディーソープなどのバスアメニティ、ヘアドライヤーなどが一般的です。

他にも、お水やコーヒーなどの飲み物などのお部屋で無料で楽しめるもの。
広義では、無料Wi-Fiやジムなどの共用施設もアメニティとされることがあります。

アメニティでホテルを選ぶことはなくても、訪れたら気になってつい見てしまいます。そして、写真を取ったり、ものによっては持ち帰ったりして楽しんでいます。

こちらは、ハワイのワイキキにある老舗ホテル「ロイヤルハワイアン ラグジュアリーコレクションリゾート ワイキキ」。

別名「ピンクパレス」と呼ばれるこのホテルは、建物から室内、ビーチパラソルからタオル、パンケーキまでピンクづくし!
もちろんアメニティもピンクです。

ここまで統一した世界観を見せつけられると、圧巻です。

アメニティは気に入ったらホテル内にあるショップで購入することもできます。

ピンクが印象的ですが、もちろんそれだけではなく立地は最高、ホスピタリティに溢れたおもてなしを体験できます。

このように、アメニティは滞在客に快適さや便利さを提供するだけでなく、ホテルのブランドイメージを形成する重要な要素になります

スモールホテルでもこだわりのオリジナルアメニティがつくれます

小規模な宿泊施設は、一般的に大規模なホテルよりもアットホームな雰囲気を持ち、ホテルを運営する人の顔が見える、お客さまとの距離が近いのが特徴です。

最近では、「スモールラグジュアリー」と呼ばれる、小規模ながら高級感のあるホテルが増えています。

小さくても大規模ホテルのような設備が整っていたり、料理にこだわっていたり。
それに加えて、大規模なホテルでは味わえないような、きめ細かい上質なサービスが味わえます。

つい先日、熊本県天草市にあるお宿に滞在してきました。部屋数が10に満たない、まさにスモールラグジュアリーな宿で、お部屋もお食事もホスピタリティに溢れた素晴らしい場所でした。

アメニティはいずれもこだわって選ばれた品物ばかり。お部屋着までオリジナルのもので、オンラインショップで販売もされていました。

お部屋の鍵には一点ずつ作家さんが手彫りした木製のキーホルダーがついていて、あたたかみのあるお宿にぴったりでした。

規模が小さいと、オリジナルアイテムを制作するのは難しいと感じられるかもしれません。しかし、そんなことはありません。
工夫次第で、オリジナルのアメニティを制作することはできます。

オリジナルのアメニティを制作することで、滞在したお客さまにより強い印象を残すことができそうです。

奄美大島の一棟貸しの宿「villa-tumugu」こだわりのオリジナルアメニティを制作しました

ノベルティカフェでは、以前、奄美大島の空港から15分ほどの場所にある「villa-tumugu」のアメニティを制作させていただきました。

オーナー夫妻の住居の離れを、一棟貸しのヴィラとしています。

こじんまりとしていながら、オーナーが選び抜いた心地良い設備やアメニティで満たされているあたたかい宿です。

tumuguさまは一日一組のみが泊まれる一棟貸しの宿ですが、オリジナルのアメニティがあります!

こちらは、バスタオルとフェイスタオル。

宿のロゴが刺繍されているシンプルなものです。
バスタオルとフェイスタオルの刺繍型を共通にすることで、小ロットでも費用を抑えて制作することができます。
同じ刺繍型で、バスマットも制作しました。

例えば、さらに発展させてバスローブやタオルハンカチ、ナイトウエアなどにも同じ刺繍型を使って展開することができます。

型代を節約できるので、刺繍のサイズはなるべく共通に使えるような大きさにしておくといいですね。

こちらは、ロゴ入りのマグカップとドリップコーヒー。

マグカップは全部で3色、グレー、ベージュ、アイボリーとありますが、印刷色を統一して黒にしました。
それぞれ別の色で印刷するよりも、費用を抑えて効率よく制作できます。

オリジナルアメニティがあることで、小さな宿でもお部屋を訪れた方に与える印象は強くなるのではないでしょうか。

私も、ついアメニティに注目してしまうと書きましたが、そんなお客さまも少なくないはず。

スマホで簡単に綺麗な写真が撮影でき、それを気軽にSNSに発信するのが当たり前になっています。

ロゴ入りのアメニティは、宿泊サイトでの口コミやSNSでの共有欲をかき立て、大きな宣伝効果につながります。

小さな宿がオリジナルアメニティをつくるのに必要なこと

オリジナルのアメニティの制作により、宿泊施設の魅力をより強くお客さまに伝えることができます。

最後に、オリジナルアメニティを効果的につくるために大切なことをお伝えします。

まずは、宿のコンセプトを明確にしておくこと。

どんな雰囲気の宿で、何が特徴で、どんなお客さまに来てほしいかなど。

そして、コンセプトに合わせてデザインされたロゴを持っておくこと。ロゴを使い続けることです。

tumuguの例では、全てに同じロゴが入っていました。

シンボルマークがしっかりあることで、それを見ればtumuguだとわかるようになります。これがブランドになっていきます。

名前は変わらないのに、ロゴを何パターンもつくってしまうようなケースがあります。
それでは、せっかくロゴマークがあっても印象が散漫になり、お客さまに与えるイメージも弱くなってしまいます。

ちなみに、ロゴを一度決めて長く愛用することで、オープン当初に全てのアメニティが揃っていなくても、少しずつ加えていっても全体の世界観が統一されることにもなります。これも、一気に予算をかけられない場合に費用を抑える手段の一つになります。


これから宿泊施設をオープンしようと考えている方、リニューアルやアメニティの刷新をご検討されている方、ぜひノベルティカフェにご相談ください。
世界観に合わせたアメニティで、ブランドの魅力を一層高めましょう!

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