初めてでも安心!ノベルティ・オリジナルグッズ制作のやり方を徹底解説
ノベルティグッズやオリジナルグッズ制作をご検討中のみなさま、こんにちは!
プランナーの平野です。
「ノベルティグッズを作ってみたいけど、何から始めたらいいの?」「アイディアが漠然としている…どんなことを伝えればいいの?」
そんなお声、よく聞きます! 今回は、初めてノベルティ制作をご依頼される方に向けて、お問い合わせの際に必要な情報を分かりやすくご紹介します。
よりスムーズに、そしてご希望のイメージに近づいたご提案するために必要な情報は、大きく分けて5つあります。
目的→ターゲット→アイテム→納期・個数→予算
この記事では、具体例としてカフェのオーナーさまからのご依頼で、マグカップを制作する流れを例にみていきます。
ノベルティグッズやオリジナルグッズを作る目的(きっかけ)はなんですか?
まず最初に設定したいのが、なぜそのグッズをつくるのか、についてです。
この部分がなくものづくりを始めると、どんなデザインにしたいか、どんな色にしたいかが、なかなか決められません。
カフェオーナーAさんの場合
① 目的:カフェが10周年を迎えるにあたり「お客様への日頃の感謝の気持ちを伝えたい」
→日頃通ってくれるお客様への感謝の気持ちを出すのが目的。そこが定まると、ではその人たちに何を渡したいか、10周年だからお店にちなんだものにするのか、など発想が膨らみます。
こちらはコンテンツ制作会社の10周年記念で制作した、ビニールブリーフケース。
10周年記念のパーティーで配布するとのことで、男女問わず日常使いできるアイテムが選ばれました。
10周年のオリジナルロゴが映えていますね!
制作目的はさまざまです。
- 営業販促のノベルティ:新規顧客獲得や既存顧客との関係強化に
- イベントの来場記念品:イベントへの来場促進や認知度拡大
- ご購入お礼のお品:顧客満足度向上やリピート率向上
- 周年記念のギフト:企業やショップの節目を社員や取引先、顧客と分かち合う
- 勤続年数のお祝いギフト:社員への感謝の気持ちを伝える
- 物販強化:売上アップ
- ショップやブランドのオリジナルグッズ:ブランド認知の拡大やファン獲得
など、こちらは一例ですが、まずは目的をハッキリさせることからスタートしましょう!
贈りたい相手はどんな方ですか?どんな方に購入していただきたいですか?
次にターゲットを設定しましょう。
実際に受け取る人、使う人の顔を思い浮かべると、グッズの方向性がさらに定まってきます。
カフェオーナーAさんの場合
目的:カフェが10周年を迎えるにあたり「お客様への日頃の感謝の気持ちを伝えたい」
→日頃通ってくれるお客様への感謝の気持ちを出すのが目的。そこが定まると、ではその人たちに何を渡したいか、10周年だからお店にちなんだものにするのか、など発想が膨らみます。
ターゲット: カフェのお客様(男女比は半々、年齢層は30代から40代が多い)
→男女問わず使える色味にしようなど、決めていくことができます。
幅広い層のお客様:ショップの雰囲気やターゲット層、どんな場面での配布を想定しているか、などの情報をを教えていただけると、よりイメージがつかみやすくなります。
特定の顧客層:年齢層、性別、趣味、職業、業界など、具体的な情報があると、よりピンポイントなご提案ができます。
つくたいアイテムのイメージを共有しよう!
やっと「何をつくるか」に入っていきます。
目的やターゲットを念頭に置いて、何が喜ばれるか、アイテムを考えていきましょう。
カフェオーナーAさんの場合
アイテムイメージ: お店のコンセプトである『自宅の次のくつろげる場所』に合う、温かみのある陶器のマグカップがいいなと考えています。お店のロゴをシンプルに入れたいです。
詳細なイメージ:
- 素材: 陶器(手触りが温かい)
- 色: ベージュやブラウンなど、落ち着いた色合い
- デザイン: ロゴを大きく中央に配置する
- 形状: 持ち手が少し大きめで持ちやすいもの
- 容量: 300ml程度
このように具体的な詳細がある場合は、細かくお伝えいただければ、スムーズなご提案が可能です。
この時点で具体的なアイテムが決まってない場合もご安心ください!!
頭の中でイメージしている内容をお伺いし、プランナーとコミュニケーションを取りながら、形にしていくことができます。
例えば…
- お店のイメージに合った雰囲気のものが良いという場合は、
- お店の写真やサイトがあれば、雰囲気がつかみやすいです
- 30、40代のミドル層が多いのであれば、大人に好まれる色味を意識してご提案するなど、お客さまに合わせてご提案します。
また、素敵だと思ったアイテムがあれば、その写真や画像があると参考になります。
同じものを仕入れられるか確認したり、似たような雰囲気のものをご提案することもできます。
いつまでに、何個必要? ご予算は?
制作するものが決まったら、具体的なお話に入っていきます。
納期・個数・予算を伺いながら、その中でできることをご提案します。
カフェオーナーAさんの場合
納期・個数: 10月10日の周年記念日に間に合うようにしたいので、9月下旬までに納品してほしいです。個数は100~150個です。
予算: 1個あたり1,500円〜2,000円くらいで収めたいです。正確な納期をお知らせいただくことで、万が一ご希望のアイテムの在庫が不足している場合や、生産に時間を要する場合の代替案など、スムーズに提示することが可能です。
また、ものづくりについて考えていると、ついつい妄想を膨らませ過ぎてしまいます。
しかし、実際には限られた予算の中で制作することになります。
ご予算についても、早めに共有いただけたら、ブレのないご提案ができます。
納期については、できるだけ余裕を持ってご依頼いただくことも大切なポイントです!
なぜ余裕を持った納期が大切なのかと言うと、いくつか理由があります。
アイテムの調達に時間がかかる場合がある:人気のアイテムや在庫が不足する場合もあります。
完全オリジナルアイテムは時間が掛かる:既存のアイテムのカラー変更や名入れする場合に比べ、アイテムのデザインから行う場合は納期は大幅に長くなります。
制作工場の混雑状況:時期によっては、制作工場が混み合っている場合があり、納期が遅れることがあります。
お時間に余裕をもたせることで、安心してものづくりをすることができます。
アイテムにより、制作期間が異なりますので、合わせてお問い合わせください。
とはいえ、場合によってはお時間に余裕がない場合もあるかと思います。もちろん、お急ぎの対応にもできる限りお応えできるよう努めております!
ついにご提案! やりとりをしながら最終決定していきます
これまでにいただいた内容に沿って、アイテムのご提案・お見積もりをいたします。
ご提案書を見ながら、さらにご希望を伺い、制作アイテムについて煮詰めていきます。
カフェオーナーAさんの場合
今後はオリジナルグッズとしても販売を検討されている、とのことでしたので、アイテムには10周年記念の文言は入れず、ショップロゴを中心としたデザインをご提案。またはsince 2014などカフェのOPEN年を入れるなども良いと思います。また、お礼のメッセージを添えたい場合は、別途メッセージカードの封入などもできることをお伝えします。
実際に事例として出していたカフェの方からのご依頼だとして、いくつか商品をピックアップしてみました。
温かみのあるカップということでしたので、少し厚みのあるやわらかい印象のカップはいかがでしょうか。
客層に合う大人でモダンな色味のもの良いかもしれません。
ご予算に余裕があれば、オリジナルドリップ珈琲を合わせて制作できることもお伝えしてみます。
さらに、形にもこだわった、水に強いリサイクルレザーのコースターも関連アイテムとしてご紹介しても良さそうです。
ご提案のイメージ例ですが、プランナーがこのようなご提案をさせていただきます。ご提案に対し「ここはもう少しこうしたい」など、コミュニケーションを通じて、お客様のイメージに近づけて行きます。
お問い合わせポイントまとめ
お問い合わせの際には、以下の情報を教えていただけると、よりスムーズに制作を進めることができます。
- 目的:ノベルティやグッズを制作する目的は何ですか?
- ターゲット:どんな方に渡したい(販売)したいですか?
- アイテム(イメージ):どんなデザインやアイテムが希望ですか?(写真や画像があると、よりイメージが伝わりやすいです。)
- 詳細:素材、色、デザイン、サイズなど、具体的なイメージがあれば教えてください。
- 納期・個数:いつまでに、どのくらい必要ですか?
- 予算:予算はどのくらいですか?
「初めてのお問い合わせポイント」はいかがでしたか。
お問い合わせをいただく際、ポイント内容を意識していただくと、より具体的なご提案が可能になります。
もちろん、イメージがしっかりと固まっていなくても、大丈夫です!プランナーの私たちがイメージを形にするお手伝いをします。まずはお気軽にご相談ください。