オリジナル本革ポーチのつくり方:周年記念品、本革フラットポーチ制作事例

オリジナル革ポーチ

Novelty Cafeで人気の商品の一つに、本革のオリジナル小物があります。
ポーチ、コインケース、キーケース、キーホルダーなどなど。
オリジナルと一口に言っても色々とありますが、こちらは本当に完全オリジナルです。
デザイン、サイズ、革の色、ロゴの入れる位置、ステッチの色など、すべてご希望に合わせて制作ができるのです。

今回は、つい先日納品が完了した、少し大きめのマチなしポーチについてご紹介します。

会社の周年記念品として、制作依頼をいただきました

ご注文いただいたのは、IT関連の企業。創立50周年の記念品として、お客様や社員に配布する品物ということでした。

初回の打ち合わせで、まず何をつくるか、何色でつくるかを決めていきます。

革製品の作り方を簡単におさらいしておきます。

革製品をつくる際には、まず何を作りたいかを決めます。
財布なのか、ブックカバーなのか、キーホルダーなのか。そこが決まらなくては始まりません。
配布・販売共に、ターゲットが誰なのかによって変わってくるところです。
また、ご予算によっても変わります。
お客様によってはここは決まっていることもありますし、決まっていなければご相談しながら決めていきます。

次に、形やデザインを決めます。
この時におすすめなのは、お気に入りのアイテムを参考にすることです。
オリジナルって言ったのに真似をするのか?と思われるでしょうか。しかし、ゼロからデザインを作るというのは想像以上に難しいものです。
お気に入りの形をベースに、カスタマイズしていく方がアイディアが浮かびやすく美しいデザインに仕上がるように思います。

この辺りが決まったら、革の色決めに入ります。
打ち合わせには必ず革見本を持って伺います。お客様にみていただきながら決めるのですが、これがとても楽しい行程です。
美しい革の見本帳をみていると、ほぼ毎回、お客様は目移りしてなかなか決まりません。

革見本
革見本を見ながら、色を決めていきます

それでもなんとか決めて、最後にファスナーの色、ステッチの色など細部を確認していきます。

必ずサンプルを作成し、実際にみて確認をします

今回の場合、ポーチの形状とサイズ、革の色は確定しました。
しかし、ファスナーなどの金具の色、ロゴの位置やサイズについてはサンプルをみてから確認ということになりました。

そうなんです。オリジナルの傘製品については、必ずサンプル作成をして、確認していただいています。

革もサンプルでみていたものが、実際に立体的になると印象が変わるものです。良いと思っていた形状が、実際に仕上がってみたらちょっと使いにくい、などということもあります。
お洋服を買う際に、みているのと試着してみるのとでは雰囲気が変わるのと同じような感じかもしれません。

革小物のサンプル
サンプルに合わせながら、ファスナーの色、金具の色やサイズを決めていきます

今回はサンプルを確認し、ファスナーにつけるストラップの形状変更と、金具の色の決定、ロゴの位置とサイズを決定しました。

美しい縫製、くっきりとしたロゴ刻印が入り完成しました

そして、本生産品が完成、工場から納品されてきます。

本革ポーチ

ノベルティやグッズを作る際に、一番楽しく、一番緊張するのが、工場からの段ボールを開ける瞬間です。
指示通りに仕上がっているか、縫製やロゴの刻印はきれいに入っているか、すぐにチェックします。

本革にロゴの型押し
型押しが均一にくっきり押されています
オリジナル革ポーチ内側
内側の縫製もきれいです

今回の工場とはもう長年のお付き合いで、いつもきれいな仕上げで信頼できるところです。

今回も、非常に美しい仕上がりで、お客様に自信を持ってお届けできる状態で、ほっと胸をなで下ろしました。

本革オリジナル品金具アップ
細かい部分も美しく仕上がっています

中国工場で、中国だからと敬遠されるお客様も中にはいらっしゃいますが、問題は国ではなく工場固有の問題だと思います。
きちんとお仕事をする工場を選びさえすれば、国内よりも価格を抑えて・早く・細かい仕事をしてくれるので頼もしい相棒になっています。

必ず、1点ずつ検品しながら納品します

一つ開けてみて問題がなかったので、そのまま納品のために検品作業に移ります。
Novelty Cafeでは、検品をしながら透明袋入れをしていきます。

今回の納品は個数が1000個以上ありました。
こういう場合、ひとつひとつ開けて社内でチェックするのは、なかなかの時間と労力がかかります。
そのため、工場で袋詰めをしてお客様に直送する方が効率は良いです。
しかし、一つずつしっかり検品をしたいという思いから、この作業は社内で続けています。

こちらのツイートの写真にもありますが、届く際には非常に厳重に梱包されてくるのです。
輸送の衝撃で革に傷がつかないように、工場の仕事は輸送に至るまで丁寧です。


革小物の制作事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
完全オリジナルの制作なんてハードルが高い・難しいのではないか、たくさん作らないとできないのではないかと思われる方もいらっしゃいます。

Novelty Cafeでは、100個からオリジナル革製品が作れます。
また、制作も今回記載したように、最初は何も決まっていなくても大丈夫です。ターゲットやトレンドをみながら、ご相談しつつ決めていくことができます。

気になるという方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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