ノベルティ・オリジナルグッズの専門家が「販促エキスポ2023」に行って感じた、今年のトレンド

7月19-21日に東京ビッグサイトで開催された「販促エキスポ2023」に行ってきました。

販促エキスポ、ギフトショー 、プレミアムインセンティブショーなど、関連業界の展示会には、年に数回足を運びます。

訪問の目的は、新しい技術や素材の知識を得ること
ファッションにトレンドがあるように、ノベルティやオリジナルグッズの世界にも、もちろんトレンドがあるのです。

ノベルティやオリジナルグッズ制作の仕事を、2014年から10年近くやっているプランナーの池田が、2023年の販促エキスポで感じたことを書いてみようと思います。

こちらの記事に掲載しているアイテムは、もちろんノベルティカフェでお取り扱いできますので、新たな企画のネタになれば幸いです。

サステナブル・SDGs関連品の勢いはまだまだ続く!

オリジナルグッズの世界でも近年、外せないのが「サステナブル」や「SDGs」を意識したものであること。

エコバッグやマイボトルといった、使用することでゴミを減らし、エコにつながるアイテムが人気を呼び、さらには使用済みのペットボトルやコーヒーかすなどの不要物を利用した素材を使ったアイテムがどんどん発売されています。
ノベルティカフェへのお問い合わせでも、「再生素材」を使ったオリジナルアイテムをつくりたいというご依頼が増えています。

今や、企業がつくるノベルティやオリジナルグッズの世界でも、「サステナブルであること」は外せないポイントになっています。

展示会でも、こういったコーナーがとても賑わっていました。

サステナブルなだけじゃない、本当に使いたくなるアイテムをご紹介

持続可能であることや環境に良いことは、もちろん大事です。

元々、私たちノベルティカフェが生まれたとき、1番に考えていたことは、「捨てられるものづくりから脱却したい」ということでした。

ノベルティカフェの原型が生まれた10年前は、サステナブルという言葉は一般的ではありませんでした。

とにかく安価にたくさんつくってバラまかれるノベルティを受け取っても、たいして欲しくないので捨てられていってしまう。せっかくお金と時間を使ってつくられた「もの」が、いらないからと捨てられてしまう。
ただただ、悲しいなと思ったのです。

どうせつくるなら、思いがあるもの、こだわりのあるものづくりのお手伝いをしたい
ノベルティカフェの出発点は、そんな思いからでした。
サステナブルを意識したアイテムの登場は、「もの」を大切にする気持ちにもつながるため、私たちにとってもとても嬉しい流れでした。

しかし、「サステナブルであること」に固執するあまり、見た目や使い勝手がイマイチなものが散見されました。
いくらサステナブルだからといっても、やっぱり心から「良い」「欲しい」と思えるものでないと、大切にはされません。

しかし、今回の展示会では、サステナブルでありながら私自身が使いたい!と思えるアイテムがたくさん出品されていたのです。
確実に進化を感じて、嬉しくなりました。

再生素材の比率がすごい! 木の加工で発生する木屑を練り込んだ食器

こちらは、木材を加工する際に発生する木屑を練り込んだ素材を使った食器。

近年こういった再生素材が増えています。例えば、コーヒーかす、おがくず、お米、竹などなど。再生素材を使用することで、プラスチックの消費量を減らすことができるのです。

写真のものは、木屑の含有量が50%を超えているのが特徴。
再生素材を使用しているとアピールしていても、実は15%程度しか入っていないという製品も多い中、50%超えは珍しいです。
メーカーのかたも強くアピールされていました。

それ以上に私が良いと思ったのは、見た目の美しさ。廃材を含有したものは、不純物が入っているので当然とも言えますが、艶がなく、ボソついた印象を受けていました。

こちらは、練り込んでいる木材のあたたかい雰囲気がありつつ、プラスチックの特製である軽さや丈夫さが加わっていました。

同じメーカーさんが、木製のアイテムを展開されていてこちらも高品質!
薄い木材を使ったノートは、見た目もかっこ良く、私も欲しくなってしまいました。

廃棄予定の生地の切れ端を再利用したポーチは、ちょうど良いニュアンス感が◎

回収された衣類や、生産中に生まれた生地の切れ端など、廃棄予定の生地を粉砕し、再度寄り直してつくられた素材です。
元素材の色を生かしてつくるため、染色されておらず、CO2や水の削減にもつながります。

この素材については、以前からネットの記事などを読んで知っていました。
ただ、写真ではかっこいい感じだけれど、実際にはイマイチだったりするのではないか?と思っていました。(すみません)

展示会で実物を手に取ってみたら、しっかりしていながらも、ざっくりとした質感がとても好みでした!
これは、もらえたら嬉しいし、ぜひ名入れしてみたい!と思ったのでご紹介しました。

ボールペンで書いても消しゴムで消せる付箋!? ユニークな新素材も生まれています!

こちらは、シリコンに独自のコーティングをすることで、ボールペンで書いても消しゴムで消せるようになっている付箋です。
付箋といえば使い捨てるもの。終わったら捨てるのがある意味心地良かったりしますが、確かにゴミを生み出し続ける行為ともいえます。

こちらの商品は、それを解決してくれるアイテム。実際に、書いたり消したりしてみたのですが、なんともいえない感触で気持ちよかったです!

「書いて消せる」というコンセプトは古くからあるものですが、本当に綺麗に消せるし、使い心地が良いのは素晴らしいと思いました。
しかも可愛い!
これは、ノベルティなどとしてもらったら嬉しいのではないでしょうか!?

食べ残しに便利なクリップ、紙製でナチュラル感アップ!

最後にご紹介するのは、再生紙を使ってつくられた食べかけのお菓子や調味料の口を閉じるのに便利なクリップ。
この写真だけでは便利さが伝わらないのですが、構造はシンプルなのに、しっかり密閉できて便利なのです!

実は最近、ほぼ同じ構造でプラスチックでできたものをノベルティとしていただきました。
便利なのでこれは良い!と思い、ノベルティカフェでも紹介したいなと思っていました。

その矢先に、再生紙でできたこちらのものと出逢ってしまってさらに感動…。
もちろん、素材や使用シーンによってはプラスチックの方が適していることもありますが、乾き物を閉じるには、紙でも十分。
名入れをしたら、もらって嬉しいノベルティになると思います。

台紙付き3本セットも良いですね!


以上、「販促エキスポ2023」で見つけたサステナブルなアイテムをご紹介しながら、最近のトレンドについて考えてみました。

ご紹介したアイテムは、いずれもノベルティ・オリジナルグッズに長らく携わっている私が、本気で欲しいと思ったものたち。
いずれも名入れ可能です。
もし、気になる!という方は、ぜひお声がけください。

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