【ノベルティカフェスタッフ座談会】本当に使っているノベルティ見せて!
ノベルティカフェは「捨てられない」=「長く愛用いただける」ものづくりを目指しています。
ある日、メンバー3人でノベルティについて雑談をしていると「じゃあ、みんなは実際にどんなものを愛用しているの?」という話題があがりました。
自分の持ち物、家にあるものを思い返しながら話すうちに、他のメンバーのノベルティにも興味が湧き「実際にそのアイテムを持ち寄ってみない?」と、急遽、座談会企画が発足!
座談会当日…テーブルに広げられたアイテムは、まさに三種三様…!色とりどりのノベルティを前に、さまざまな気づきがありました。
この記事では、池田、平野、松本の3人の座談会の様子をざっくばらんにお伝えします!
ブランドや雑誌のこだわりが見える!スタッフ愛用のノベルティ
池田:さっそく順番に紹介していきますか。じゃあ私から。今日持ってきたのはこんな感じのアイテムです。
池田:左上から時計回りに、小物入れ、ポーチ、タオル、クリアポーチ、ミニバッグですね。
松本:え〜いっぱいありますね。
池田:色々見てまわったら意外とね。
まず小物入れは、私は犬のトイレ袋として使っています。これまでは、散歩バッグにトイレが終わったあとのビニール袋をそのまま入れていたんだけど、衛生面が気になっていたんですよ。それで『いぬのきもち』っていう雑誌にちょうどこのアイテムが付録でついてきたから、トイレ袋にしちゃいました。
カラビナを散歩バッグにくくりつけて、別で持っておけるのがやっぱり便利ですよね。
で、この『いぬのきもち』って書店に売っているわけではなくて、会員制みたいな雑誌なんですけど。
平野:あ〜そういうのありますよね。
池田:それで「いつも付録の流れが面白いな〜」と思っている。前、母子手帳ケースが付録になっていて、その翌月は母子手帳が付録になっていたんです。予防接種とか薬の記録とかが書き込めるようになっているもので…定期購読だからこそストーリー性のある設計ができるんだなぁって。
松本:やはりこういう専門の雑誌付録だから考えられているんですね。
池田:そうですね。あとタオルも『いぬのきもち』の付録でもらいました。手を入れてこうやって拭けるの。
池田:マイクロファイバーのタオルになっていて、雨の日に便利ですね。少し小さめだからちょうど散歩バックに入れて、持ち運びもしやすい。
平野:これ、すごく便利に使えそうですね!
池田:そうなんです。このタオル…本当によく使ってきたから、もうボロボロになってしまって。同じ形のものがあればまたほしいくらいです。
平野:うちでも取り扱いたいですね。できるのかな?お子さんにも使えそうなサイズですよね。
池田:お客さまからご要望さえあればつくれると思いますよ!
ポーチはアパレルブランドTheoryのノベルティです。やはりアパレルなだけあってこだわっていますよね。ロゴも転写プリントなのに全然剥がれないし、ファスナーの質もいいの。
松本:たしかにこのプラスチックの滑らかな感じがいいですね。ブランドの雰囲気にもマッチしているというか。
池田:そう。開け閉めする時にファスナーが詰まることがないから使い心地もいい。ガジェット入れとして重宝しています。
平野:和柄っぽいバッグは?
池田:このバッグは、熊本県天草市にあるホテルに泊まった時にゲットしました。「ホテル内で使って、そのあとは持ち帰ってもいいですよ」とのことだったので持ち帰ってきました。デザインもおしゃれだし、ちょっとコンビニに出かけるのに、ほどよいサイズなんです。
松本:いいですねこれ!こういう渋い感じ…好きです。
池田:ピンクと白のクリアフラットポーチはレシートや名刺を入れています。
ピンクのクリアポーチは美容系のノベルティでもらったもので、透明な白っぽいほうは宝塚の観劇会でいただいたお土産。
松本:私、もうちょっとマチがついているクリアポーチをいくつか持っていますけど、旅行の時に櫛を入れたり、コンタクト用品だけまとめたり、よく使います!
池田:困らないよね、こういうものって。
平野:しっかりしていて便利だから使いますよね。こういうポーチ、それこそ私たちを知っていただくためのサンプルとしてお渡しするのもありなのかなと思ったんですけど…。たまに、ボールペンのサンプルとか送られてきませんか?
池田:ありますね。私たちの会社の節目のタイミングにこういうものをつくってお渡ししても面白いかもしれないね。大中小とか、サイズを分けて。
平野:いいかも!
池田:そして今話していたものに似ているのが、グループ会社・ラブソルの10周年記念でつくったクリアケース。ビニールブリーフケースとも呼ばれるかな。ボタンでとめるか、スライドしてとめるかの違いなんだけど、これもいいアイテムなんです。
松本:そうですね。手帳とか文房具とかまとめられる感じがいい!
平野:結局消耗品というか、実用的なものって使いますよね。
こういうクリアポーチって、ノベルティの中では比較的低コストで制作できますけど、価格を抑えると「本当に喜んでもらえるのかな?」と思ってしまいがちです。でも、そうではないんですよね。
クオリティに妥協しないで良いものをつくれば、もちろん価格は関係なく使うというのが改めてわかりました。
実用的なアイテムは、品質や機能性にこだわること
池田:たしかに、結局、消耗品は使いますよね。多分、平野さんが持ってきたノベルティでいうところの、この付箋とメモ帳がセットになっているものとかも同じだよね。
平野:そうですね。私、メモ魔だからすごく使うの。これは左が付箋で、右がメモになっていて、どっちも大きいから便利なんですよね。細い付箋だと、書くスペースが少ないので私には向いていなくて、これは色々書き込みやすい。よく使う倉庫会社のノベルティでもらいました。
池田:実用的なアイテムは「おしゃれ」にこだわり過ぎなくとも、使い勝手がよければちゃんと使うってことですよね。
松本:そうですね。私もメモ系はデスクの横に置いて使うので、ノベルティでもらったらうれしいかも。
平野:私が持ってきたのはタオルと、木でできたスマホスタンド、ボールペン、今話した付箋&メモ帳、それとメジャーです。
池田:メジャーって珍しくないですか?
平野:Tommy Hilfigerのノベルティなんですけど、色味もブランドカラーで可愛くて…引越しの時とか、荷物送る時とか、持っていると結構役立つんですよ。
平野:巻き尺になっているものってちょっと重いしかさばるじゃないですか?これはポンってカバンに入れておけるからいいんですよね。
池田:なるほど。あと、タオルもノベルティですよね?グッズとして購入したわけではなく?
平野:ノベルティです。趣味のラグビー観戦に行くともらうことが多いんですよね。赤いタオルのほうは、2018年のラグビー日本代表とニュージーランド代表の試合の時に配られました。
池田:チャレンジカップ…って書いてある。
松本:無料でもらえるんですか?豪華すぎません?
平野:たぶん、チケット代にタオルの分もある程度含まれているんだと思います。そのおかげか、クオリティーもちゃんと高いんです。
池田:うん。しっかり分厚いね。
平野:もう一枚の黒い方のタオルは、ラグビーワールドカップ2023フランス大会のパブリックビューイングに参加した時のノベルティです。
池田:これは何をやったらもらえんですか?
平野:東京都が主催したパブリックビューイングに申し込んで、観戦したんですよ。観戦の特典として配られました。
松本:スポーツ観戦の場って、タオルをもらうことが多いんですね!あまり行かないから初めて知りました。
平野:タオルもそうだし、Tシャツが配られることもありますよ。試合中に使えるものを配って、スタジアムがその色になるって、やっぱり意味があるんですよね。
もらったファンはまた次の試合でもそれを着ていくから、スタジアムがチームカラーで埋め尽くされる…。一体感が生まれてファンも嬉しいし、チームにとっても嬉しい、Win-Winなんですよ。
池田:なるほど〜。ちなみにこのタオル類って、試合で使う以外にも使っていますか?
平野:細長い形状なので、私はキッチンにかけて使っています。
池田:観戦が終わってから、日常的に使えるのは嬉しいですね。
愛着心がわく!? 社内ノベルティは、配ることに意味がある
平野:あと…は、ボールペン。以前働いていたところで従業員に配っていたボールペンなんですけど、意外と書き心地が良くて!
松本:そうなんですね!しかもおしゃれですね。
平野:ボールペンって一旦使ってみますよね。ただ、そこで書き心地が悪いとすぐ使わなくなりません?
池田:なる!
平野:だからやっぱり、実用的なものは機能というか、質がすごく大事だと思う。あとはボールペンに印字されている「〇〇周年」という文字を見ると、ここで働いているんだなってやっぱり思えたんですよね。
松本:わかります。私は、昔働いていた会社のロゴとスローガンが書いてあるTシャツとパーカーを持っていたんですけど、着ると「一員である」感じにテンションが上がるというか。
平野:あるよねそういうの。愛着が湧くんですよね。
池田:ということは、やはり社員に対してノベルティを配るのは、意味があるのですね。節目の時につくったり。
平野:ありますあります。この会社の人間なんだ、ってより強く思えるし。
松本:そうですね、私もそう思います。
平野:あと、今日は持ってきていないのですが、とある大手メーカーさんからよくもらうボールペンもすごく書き心地がよくて気に入っているんですよ。
松本:ノベルティの印象がいいと、その企業に対するイメージもよくなりませんか?
平野:なる!それでなんとなく好きになっちゃう。使う時は、もらった時のこともなんとなく思い出すし。
松本:ロゴとか、印字してある会社名とかが自然と目に入りますからね。刷り込みみたいなものってやっぱり意味があるんだろうな…。
平野:最後はスマホスタンド。
松本:企業の周年記念のアイテムなのですね。
平野:そう。最近はあまり使っていないのですが、最初は物珍しくてよく使っていました。
松本:こういうスマホスタンド、便利ですよね!私はいつも家のデスクに置いて使ってます。分解して持ち歩けるのがいいし、出先でスマホを使って打ち合わせをする時にも便利なんです。
平野:かさばらないし軽いのが良いですね。
池田:こういうタイプのスマホスタンド、たしかによく見かけますね。木のあたたかみを大切にしている企業とか、環境を意識している方からの注目度は特に高い気がします。
ノベルティを使うたびに、思い出もよみがえる
池田:松本さんは麻っぽい色が好きなんですね。
松本:似たような色味のアイテムが集まりました(笑)。左からエコバッグ、ミニバッグが2つとボールペンです。先にボールペンに触れると、これは国民年金基金に資料を色々送ってもらった時に、合わせて送られてきたノベルティです。
平野:これは書き心地はどうですか?
松本:いいのかな、普通に使えるな〜っという感じで、手帳に予定を書くのに使っています。
右のcosme kitchenのバッグは、有料包装のものみたいです。何かのプレゼントの時にもらったのかな。
平野:こういったかわいい袋に入れてくれるラッピング嬉しいですよね。
松本:サイズ的にもほどよいので、体調が悪い時のキャンディー入れになっています(笑)。
平野:え、キャンディー入れ!ずいぶん大きいですね。
松本:私、のどが気になるから、体調が悪くなると一日中飴を舐めているんですよ(笑)。数日ではなくならない量のキャンディーを買って、それを全部このバッグに入れて持ち歩いています。
平野:言われてみると、このリボンのかわいい感じがキャンディーにぴったりですね(笑)。
池田:今、ノベルティカフェでは巾着は、年間でそうたくさんご依頼いただくアイテムではないですが、もっとおすすめしても良いかもなぁ。
平野:そうですね。私、最近びっくりしたのが、メンズブランドのノベルティにも巾着が人気みたいで。男性って巾着使うのかな?と思ったんですけど、旅行や出張の時に細かいものをまとめるのに便利だから、みんな喜ぶんだそうです。
池田:巾着は、生地の色を選んで自由なサイズで制作できるので、ターゲットに合わせて展開できます。
松本:隣にあるグレーのミニバッグは、ドラッグストアでもらったのかな…。旅行の時に使ってます。
池田:こう見ると、布系が好みというか、使いやすいんでしょうね。
松本:布はいいです!前は、レザー系のしっかりしたポーチも持ってはいたんですけど、旅行の時はいかにかさばらないか、荷物を軽くするか。そして荷物と荷物の隙間におさまるかっていうのが大事ですよね。
平野:わかる〜。こういう薄い素材はちょうどいいですよね。
松本:最後はエコバッグです。
これは、都内の下町・谷中というところにあるホテル「hanare」に泊まった時にもらいました。この施設は、街全体をホテルとして捉えるコンセプトがあって、近くの古民家カフェが朝食会場になっていたり、近所の銭湯が楽しめるチケットをもらえたり…面白いんですよね。
だからたぶん、このエコバッグを持って、街を歩けるようにっていう意味もあるんだと思います。
平野:だから誰でも使えるようなデザインなのかな。
松本:そういう意図はありそうですよね。これ本当に使いやすいんですよね。エコバッグとしても使えるし、旅行の帰りに荷物が増えた時のサブバッグにもなる。何かあった時のために、カバンにいつも入れてます。
池田:なるほど。本当に「あとで使ってもらう」ことを想定してつくられているんですね。そこまでデザイン的に主張しないからこそ、日常にも溶け込むというか。もちろん、この施設のコンセプトにも合ったデザインなんだろうし。
平野:そう考えるとやはりノベルティをつくる時って、目的が大事ってことですよね。
池田:そうそう。ノベルティカフェでも、作った先のことをすでに決めているお客さまもいるけど、そうではない方もいる。目的や意図が曖昧な方には、一緒にそこを考えたり、日常にマッチすることも意識して提案したりするといいんだなと改めて思いました。
もちろん、お客さまとコミュニケーションをとって、好みも把握しながらになりますが。
松本:確かに、目的など、ノベルティの使い道がぼんやりしている場合もありますよね。そこをこちらからサポートするということですね。
松本:…あとこのエコバッグを使うたびに「あのとき楽しかったな」って思うんですよ。施設のコンセプトはもちろん、その時の体験が本当によくて。
街全体をホテルと捉えているから、チェックインの時に「お酒飲みますか?」「何系のお酒が好きですか?」とかヒアリングしながら、街にある夕飯候補の飲食店をいくつか見繕ってくれるんです。インターネットにない情報を知ることができて、結局何軒もはしごしちゃいました。
ノベルティカフェが目指す先は、物語が感じられるものづくり
平野:デザインで目立つ主張をしてなくても、企業やサービスのコンセプトにマッチしているデザインだったり、そのアイテムが使い続けられるものだったりすると、ちゃんとノベルティとして意味があるということですね。
松本:しかも、その商品やサービスに込めた思いとかってノベルティからも伝わるんだろうなと感じました。
池田さんが紹介していたTheoryのポーチも、ちゃんとファスナーの使い心地にブランドの意志が見えたじゃないですか。
平野:そうですよね。ちゃんと、受け取った人に作り手の想いが見えるよね。
池田:それに、さっき松本さんが言っていた感想が、まさにノベルティカフェの目指す姿だと思いました。私たちは日頃から「長く使ってもらえるものづくり」を目指していると発信しています。要は「捨てられないグッズ、ノベルティづくり」のことなのですが。
ゴミ箱にすぐ捨てられてしまうグッズやノベルティではなく、何度も使いたくなるように…。さらに、使う時に当時の物語を思い出せるようなグッズ・ノベルティがつくれたら最高ですよね。
だから、もらったその時だけ盛り上がるアイテム、話題になるノベルティも、時として必要なのかもしれないけど…。それよりも、体験したことやそこで過ごしたことを思い出せるような、あたたかみのあるグッズやノベルティを生み出したい。
松本:SNSで映えるアイテムとか、デザインとかもありますけど…ね。
池田:それも大事だけれど、そこだけに重点を置いたものづくりは目指していないんだなと改めて思いました。
私たちは、長く愛用してもらえること、そして、そのグッズやノベルティを手にした時の物語も感じていただけるような、心を通わせたものづくりに向かっていきたい。
今回こうやって話したことで、ノベルティカフェが向かう先とか、自分の考えを改めて確かめられた気がします!