日本の疫病封じの妖怪「アマビエ」様、オリジナル御朱印帳の制作事例

こんにちは。鹿児島でライターとプランナーをしている、上村(かみむら)ゆいです。
実は、わたしは神社やお寺が大好きなのです。しかしながら、ご朱印帳を持っていませんでした。(先日、ご朱印を初めていただきました)

みなさんは、ご朱印帳持っていますか?

神社やお寺などのオリジナルご朱印帳は、それぞれのカラーが出ていて魅力的ですよね。
今回は、オリジナルご朱印帳の制作についてご紹介をしていきます。

御朱印と御朱印帳について

ご朱印とは、印章、神社やお寺の名称や神様・仏様のお名前などを「墨書き」したもので、参拝した証としていただく「神仏とのご縁の記録」と言われています。

始まりは諸説ありますが、ご朱印をいただくためには写経奉納が必要だったとの説もあります。江戸時代中期から明治時代初期には、お布施や初穂料を納めることでご朱印がいただけるようになっていきました。

初穂料(はつほりょう)とは、神様にお供えするお金のことです。全国的に御朱印の初穂料は300円や500円のものが多いと言われています。

ご朱印帳とは、御朱印を押していただく専用の帳面のことを言います。種類や大きさには決まりはなく、寺社オリジナルのものから、仏具店、書店、雑貨屋さんで手に入ります。

お寺と神社の御朱印に目立った違いはないと言われており、ご朱印帳を分けて使わなければならないという決まりはないそうです。ただ、お寺のご朱印は大きな筆で描かれる場合が多いので、小さいサイズのご朱印帳より大きめサイズのご朱印帳がおススメです。

ノベルティカフェでは、最も一般的な2サイズのテンプレートをご用意しています。
大判サイズ:180mm×120mm
小判サイズ:160mm×113mm

ご朱印は記念印ではないので、ノートなどでの受け取りは禁止されています。なので、ご朱印をいただくためには、ご朱印帳が必須です。

ご朱印帳には、「蛇腹(じゃばら)式」と「和綴じ」があります。

こちらは蛇腹タイプ

蛇腹式は、1枚の紙を折り返してページを分けるもので、すべてのページがつながっています。紙は比較的厚みがあるので、墨やインクが裏写りする心配がありません。現在販売されている御朱印帳の多くは、蛇腹式です。

和綴じは、和紙を糸で閉じた古来からある綴じ方です。糸で閉じていることもあり、順番を途中で入れ替えることもできます。

完全オリジナルデザインで、大好評発売中のご朱印帳

以前、北海道の函館にあるお寺「最上寺」様からご注文をいただき、ノベルティカフェで御朱印帳を制作したことがあります。

過去の記事もあわせて、ご覧ください。

最上寺は、五稜郭のすぐそばにあるお寺です。デザインは五稜郭をイメージしたものになっています。まず、最上寺の御朱印をセンターにレイアウト。そもそもこのご朱印が五稜郭の形になっているんです!
そして、桜の名所である五稜郭にちなみ桜吹雪を。そして、戊辰戦争最後の戦いの地であることから、新撰組の隊服などに用いられた白い三角模様(だんだら模様)をあしらっています。

手書きのラフ画をいただいて、デザインをおこしました。

こちらのご朱印帳は、表紙と裏表紙の素材が紙。紙なので、もちろん印刷はフルカラーで美しく、さらにマットコーティングがされており、汚れにくいです。
こちらは50冊から制作できます。(ロット数が多い方が、1冊あたりの価格はお安くなります)

このご朱印帳が大変ご好評だったとのことで、また新たにご朱印帳をつくりたいということで、ご相談いただきました。

合皮素材を使った、フカフカの表紙の御朱印帳

今回ご朱印帳を制作するにあたり、せっかくなので前回のご朱印帳とは少し違ったものを制作したいと思いました。
そこで、素材を変えて、手触り感を楽しめるフカフカタイプをご提案しました。

表紙と裏表紙の仕様がポリウレタン(合皮)になっていて、台紙と合皮の間にスポンジを入れることでフカフカに仕上がりました。こちらは100冊から制作できます。

アマビエ様のイラストのご朱印帳です。
アマビエ様とは、日本の疫病封じをする鳥のようなクチバシを持つ半人半魚の妖怪だと言われています。(今の時代に必要な妖怪ですね)

今回は、デザインを一からお任せしたいということで、「アマビエ」というお題だけいただきました。ノベルティカフェで手描きのイラストから描かせていただいたんですよ!

ご朱印帳は1冊ずつ職人さんの手づくり!?

ご朱印帳は、表紙や裏表紙の仕様、内側の用紙と表紙を合わせる仕様など機械での制作に限界があります。なので、1冊1冊手づくりをしています。

なので、納期は1ヶ月〜1ヶ月半ほどみていただけたらと思います。

世界に一つだけのオリジナル御朱印帳。魅力的ですよね…!
しかも、職人さんが1冊1冊手づくりというのも温かみを感じます。

ご朱印もそれぞれの個性があって良いですよね。
わたしが定期的にいく神社のご朱印です。
余談ですが、ご朱印をいただく際にアマビエ様のご朱印帳を出したら、神社のかたに「それってどこのですか?」と聞かれました。目を惹くご朱印帳だったのですね。

「いくつか業者は見ていたのですが、完全にオリジナルで作れるところは、あまりなかったんですよね。blogを読み、「こんな風に想いを持って、作ってもらいたいな」と、お願いしました。」

実は、最上寺の御朱印帳は、御住職の娘さんで、お寺の敷地内に店舗を構える「オーガニックショップKao」のかたにご注文いただきました。
ご朱印帳を制作したご縁で、インタビューをさせていただいたんです!よろしければ、インタービュー記事もあわせてご覧ください。

https://note.com/laboussole/n/n263f1d7e26c1

いかがでしたでしょうか?
オリジナル御朱印帳制作をご検討のかた、お気軽にお問い合わせください。

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