奄美大島で生まれたファミリーブランド「tumugu」に込められた想い。新たな宿泊事業のためにオリジナルリネンを制作しました

こんにちは。鹿児島でライターとプランナーをしている、上村(かみむら)ゆいです。

ノベルティカフェの記事を書き始めたのは、今年の2月。ものづくりのなんたるかも分からない状態からのスタートで、色々と教わりながら記事を書いてきました。

たくさんの制作事例に触れ、記事を書いていく中で、「ノベルティカフェのお客様は素敵な方ばかり!お客様をご紹介する記事も書いてみたい」という気持ちが少しずつ芽生えてきました。

どんな想いでノベルティやオリジナルグッズを作ることを決めたのか?
どんな想いでノベルティカフェにご注文をくださったのか?

お客様の気持ちを知ることにより、もっとものづくりを身近に感じることができると思ったからです。

今回は、わたしと同じ鹿児島県の奄美にお住まいの、西さんご夫婦にお話をお伺いしました。

西さんご夫婦は、これまでに何度もノベルティカフェでオリジナルグッズをつくってくださっています。

毎回、さまざまなアイテムを担当の池田と共に作っていかれる姿を見て、西さんはどんなことをされている方なんだろう、どうしてオリジナルグッズを作っているんだろうと気になっていました。

グッズ制作を頼もうと思った理由は、「一緒にブランドを育ててくれそう」だから

実は、西さんは弊社が運営しているオンラインコミュニティ「喫茶ラブソル」のメンバーさんでもあります。まずは、西さんが喫茶ラブソルに入ろうと思ったきっかけを伺いました。

「実業家の堀江貴文さんの運営するコミュニティに在籍していたときに、ラブソルの代表の由香さんとご縁がつながりました。喫茶ラブソルの「なんだか温かい雰囲気」を感じ、入会を決めました!

実は、この記事を書いているわたしも喫茶ラブソルのメンバーなんです。温かい雰囲気を感じ入会を決めた気持ち、よく分かります!

しかし、コミュニティのメンバーだからと言って、誰もがノベルティやオリジナルグッズ制作を頼むとは限らないと思うのです。そこにも西さんの想いを感じたので、次に、ノベルティカフェに頼もうと思った理由をお伺いしました。

「コミュニティの中やSNSでの発信を見て、いくつかのグッズ制作案件を覗かせていただいて、「間違いない!」「うちのブランドを育ててくれそう!」だと確信して
とのこと。

西さんのツイートからも、その思いがバンバン伝わってきます。こんな風に感じていただけることは、本当に幸せなことです。

こちらの「tumugu」とプリントされたエコバッグ。ノベルティカフェの公式SNSで、何度かご紹介させていただきました。

西さんからは、これまでに、エコバッグだけでなく保冷バッグやマグカップなど多岐にわたりご注文をいただいています。

この、素敵なロゴ。「tumugu」とは、どんなブランドなんだろう?もっと知りたい! という気持ちが芽生えました。

ブランド「tumugu」の立ち上げは、西ファミリーを後世に残したいという想いから

まずわたしが気になったのは、tumuguのブランド名の由来です。漢字を想像すると「紡ぐ」というワードが思い浮かびます。素敵な由来がありそう…! 

沢山のヒトとヒトをつなぐ。そして、沢山の想いをカタチにする。ご縁を紡いでいくという想いをもって「tumugu」とつけました。

由緒ある家に「家紋」があるように、西ファミリーとして後世に残せるものを作りたかったんです。「ブランド」や「ブランディング」に興味があり、それだったらいっそ、自分たちでやってみよう! と家族で立ち上げたのが「tumugu」なんです。」

わたしの住んでいる地域のお寺の天井には、たくさんの家紋が描かれています。昔は、家紋を大事にしていたんですよね。後世に残せるものを作りたいという想いから、西さんが家族をとても大事にしていることも伝わってきます。

次に気になったのは、ロゴです。くるくると円を描くような手描き風のイラストにはどういう想いが込められているのだろう。そんな疑問が芽生え、由来を聞いてみました。

「tumuguの母音部分である「3つのU」をモチーフとして使い、線が連なってどこまでも「続く、つながっていく」ことを「人とのつ ながり」にかけて表現しました。手書き風にすることで温かみを出し、親しみやすく。 シンプル、かつ個性的に仕上げ、「tumuguと言ったらあのマーク」と誰からも覚えてもらえるデザインを目指しました。」

由来を伺ってから再度ロゴを見てみると、「なるほどなぁ」と思います。

街中でも、お店でも、なんとなく目にするロゴやブランド名ですが、つくり手の想いがギュギュッと詰まっているのですよね。その想いに触れられることは、幸せなことだと感じました。

「tumugu」さんのロゴをよくよく見てみると、「円」は3つそれぞれ違う形になっています。

「円の部分には、「多様性(Diversity)が存在する世界」「みんな違っていい」という隠れたメッセージも込められています。」
と話してくださいました。素敵なメッセージですよね。

地方でのチャレンジ!人と人、夢とご縁が繋がる宿泊施設

今回新たに、バスタオルとフェイスタオル、バスマットなどのリネンのご注文をいただきました。実は、西さんからタオル類のご注文をいただくのはこれで2度目でした。

今回のタオルは、なんと宿泊施設で使う予定とのこと! 宿泊施設!? 西ファミリーは宿泊事業をはじめるの? びっくりして、詳しく伺うことにしました。

「これまで、不動産賃貸事業をやってきました。新たな事業展開を考えた時、これからの奄美大島の需要を考えたんです。ヒトとヒト、夢とご縁がつながる場所として、宿泊事業をイメージしました。

ブランドの原点の「つなぐ」が、ここでも…!

最近、多様な宿泊施設が増えてきています。従来型のラグジュアリーなホテルや旅館ではなく、泊まる人のニーズによって選べる宿泊施設。

「こうであるべき」という考え方から、「こういうのがあってもいいね」という考え方に変わってきているのかもしれません。西さんのおっしゃる「ヒトとヒトをつなぐ場所、夢と縁がつながる場所」を求めている方も多い気がします。

「宿泊事業でのお客様が「tumugu」オリジナルグッズを使っていただく事で「心地よさ」「雰囲気の良さ」を感じてもらい、小さな幸せな瞬間を提供できればと思い、制作を決めました。」

リネンと言ったら、宿泊施設に欠かせない備品ですよね。まだまだ小さな施設とおっしゃっていましたが、スタートから想いを込めたオリジナルのリネンを用意される丁寧な心配り、この積み重ねがまさにブランドをつくっていくのですよね。

西さんにお願いをして、宿泊施設の写真をいただきました。

素敵なテラスがあります。天気が良い夜は、こちらから星を眺めたくなりますね。

ホッとひと息つけそうな雰囲気の施設に、今回制作したオリジナルのバスマットやタオルが実際に置かれているところが見られて、なんだか感動です!

ブランドの世界観を表現する、刺繍を使ったオリジナルリネンのご紹介

バスマットとタオルについて、もう少し詳しくご紹介します。

こちらはバスマット。ロゴとブランド名の絶妙なバランスが素敵です。

ちなみに、この写真ではロゴの周りにうっすらと輪っかが見えると思います。こちらは刺繍の加工をする際にミシンがずれないように抑える枠の跡です。
加工したてで写真を撮ったので写っていますが、手で馴染ませたり使用するうちに見えなくなるものですので、ご安心ください。

こちらはフェイスタオルです。落ち着いた色合いに、ロゴがはっきりと刺繍されています。

ノベルティカフェの記事でも何度か書きましたが、美しい刺繍の仕上がりは弊社の強みの一つでもあります。

バスマットとフェイスタオルをよくよく見比べてみると、素材が違います。フェイスタオルは素材がふわふわしていて、刺繍も難しそう…。

実際、このような素材への刺繍は難易度が高いんです。しかし、写真を見ていただくと伝わるかと思いますが、美しい仕上がりとなりました。

刺繍の良さは、使い続けてもロゴが薄れることがないことです。宿泊施設など何度も繰り返し使うオリジナルグッズには、おすすめです。

西さんファミリーの想いがたくさん込められたロゴですから、もちろんしっかりと表現をしたい。
新しい事業で、さらにヒトとヒトをつないでいく場をつくっていく西さんの想いに技術で応えたい、と私たちは思っています。


いかがでしたか?

今回は、実際にノベルティカフェにご依頼いただいたお客さまにフォーカスを当ててご紹介しました。

ノベルティカフェは「ただ言われた通りにつくる」というより、「お客様の想いに寄り添ってつくる」ことを目指しています。おかげさまで、リピートをいただくお客さまがたくさんいらっしゃるのかな、と思っています。

もし、何かをつくるかが具体的に決まっていなくても、ご相談をいただきながら、一緒に考えることもできます!お問い合わせお待ちしております。

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