真心は必ず伝わる!料理店のメニューカードが教えてくれた、心に響く「ものづくり」の根底にあるもの
ノベルティカフェのメンバーは先日、都内のフランス料理店に足を運びました。
そこには素敵な料理はもちろん、手づくりのメニューカードや一人ひとりに合わせた器選びがされた、こだわりの空間が…!お店の細やかな心遣いに触れるうちに、私、松本はすっかり虜になってしまいました。
さらに、その体験を通して「ものづくりをする上で、本当に大切なことは何か」を深く考えるようになりました。
今回はその料理店での体験と、ある「手書きメッセージ」の思い出をもとに、ノベルティカフェが大切にしたい、ものづくりへの姿勢について考えます。
一つひとつの心遣いに宿る、おもてなしの心
2024年12月、ノベルティカフェを運営するルプランと、姉妹会社・ラブソルのメンバーでお疲れ様会を開きました。場所は、定期的にショップカードの制作をご依頼いただいている、都内のフランス料理店です。
この日はクリスマスディナーということで、メニューカードにも特別な装いが。一つひとつにリボンが結ばれ、美しい刻印まで施されています。
工夫が凝らされた装飾に、思わず見とれてしまいました。
運ばれてくる料理の器も、少しずつ形やデザインが異なっていました。そしてその配膳は、一人ひとりの雰囲気や個性が加味されていたように思います。
目の前の器を見ながら「〇〇さんはやっぱりシックな器だね」「明るいイメージがあるから、鮮やかな色の器が置かれたのかな?」などと、配膳された人との共通点を探します。
おかげで自然と会話がはずみ、温かな時間を過ごすことができました。
帰り際、外まで見送りに来てくださったお店の方々。
メニューカードのかわいらしさに触れると、お店の方は「私が好きでやっているんですよ」と、さらりと答えてくださいました。
その言葉を聞いて、店内の花々や黒板に描かれたメニュー、その周りを彩るイラストまで、すべてに込められた温かな想いが腑に落ちたのです。
やはり心を込めた「もの」や「しぐさ」は、確かに相手に届くのだと改めて実感しました。
そしてその想いは、料理の味わいや会話の楽しさとも響き合って、かけがえのない一日をつくり上げていく。
私自身、その日のすばらしい体験に感動し、帰り道で早速友人に「今度一緒に行きたいお店がある」と連絡してしまうほどでした。
形だけの”手作り感”が伝えてしまうもの
そんな体験の後、ある「違和感」を思い出しました。それは以前、ふるさと納税の返礼品とともに入っていた、自治体からの手書きのメッセージカードです。
一般的に、手書きのメッセージには温かみがあるとされます。
しかし、その時の私は「なぜ貴重な人件費を、この手書きの時間に充てているのだろう」と思いました。
フランス料理店での心温まる体験を経て、この2つの「手づくり」の違いが、ふと気になり始めました。
おそらくその差は「なぜ手づくりにするのか」という根本的な理由にあるのだと思います。
料理店では「お客さまに食事を楽しんでもらいたい」という純粋な想いから、自然と手づくりの装飾が生まれていたのでしょう。
それは「やりたいからやっている」という言葉通り、相手を想う、前向きな心遣いの現れです。
一方、自治体からの手書きメッセージは、資料の送付状のような形式的な文言を「ただ手で書き写しただけ」という印象でした。
そこには個々の言葉や想いが見当たらず、むしろ「手書きさえすれば温かみが伝わるはず」という表面的な意図が透けて見えるほどだったのです。
何を見据えてその行動をとっているのか…。その違いは、一人の受け手である私にも、はっきりと伝わってきました。
2025年、ノベルティカフェの目指すものづくりとは
ノベルティカフェは、今回お話ししたフランス料理店のような、真摯で温かな姿勢でものづくりに向き合いたいと考えています。
この姿勢は、ものづくりを始めた10年ほど前から変わっていません。
振り返れば、私たちのお客さまは、グッズやノベルティを受け取る方のことを真剣に考えてくださる方ばかり。
そのような出会いに恵まれていることに、心から感謝しています。
もしかすると、私たちがこのような姿勢を大切にしているからこそ、同じ想いを持ったお客さまが集まってくださるのかもしれません。あるいは、お客さまの素晴らしい志に触れることで、私たちも同じ姿勢でものづくりに関われているのかもしれません。
確かなのは、私たちは小手先のものづくりを目指していないということ。
「バズりそうなアイテム」よりも、「受け取った後も手元に置いておきたくなるもの」「日常的に使いたくなるもの」をつくり続けたい。
2025年もその想いを胸に、ノベルティカフェならではのものづくりを追求していきます。
ノベルティカフェでは、あなたの大切な想いやこだわりを込めたオリジナル商品の開発も進めております。
以下に参考となる記事もございますので、ぜひあなたのアイディアや想いをお聞かせください!ご連絡お待ちしております。