手に取りたくなる!オリジナル御朱印帳制作の裏側

こんにちは!ノベルティカフェのプランナー・松本です。
今回は特別な制作事例として、素材とデザインにこだわった3種の御朱印帳について、ノベルティカフェを運営する株式会社Le Plan(ルプラン)代表のみかさんにインタビューしました!
ここでご紹介するのは、北海道函館市、五稜郭近くの最上寺の敷地内に店舗を構える「オーガニックショップKoA」さまで販売している御朱印帳。
素材の質感からデザインまで、こだわりが詰まった制作秘話に迫ります。神社仏閣や観光施設でオリジナルの御朱印帳制作をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
3種類の御朱印帳:デザインや素材にこだわりを
ーー今日は3種類のアイテムを持ってきていただきました。それぞれの特徴を教えてください!
はい、まず左にあるのが第一弾の青い御朱印帳です。鮮やかな配色も好評で、お客さまのお店でも人気だと伺っています。
右が、第二弾のグレーの御朱印帳です。中央のモチーフは同じでありながら、それぞれ印象が大きく変わるデザインになっています。

そして第三弾のエメラルドグリーンのものは、合皮素材を使っている変わり種ですね!第一弾と第二弾とは、少し質感が違うんですよ。

ーーたしかに触り心地が違いますね。なんだかふわふわしている感じがします。
そう、これは表紙でつかった合皮素材の下にスポンジを入れているんです。柔らかな色合いと相まって、とてもかわいらしい雰囲気に仕上がりました。
コンセプト:桜、アイヌ、お城。異なるストーリーを表現
ーー先ほど見せていただいた御朱印帳は、どのようなきっかけで制作することになったのですか?
2020年、ノベルティカフェに問い合わせをいただいたんです。お客さまは、北海道函館市、五稜郭近くの最上寺の敷地内に店舗を構える「オーガニックショップKoA」さま。
オリジナルの御朱印帳を制作したいとご相談をいただきました。
実はご連絡をいただく数カ月前、ノベルティカフェを運営する株式会社Le Plan(ルプラン)の取締役・ゆか(柴山由香)と私は、偶然、函館の最上寺さんを訪れていたんです。御朱印も素敵だったので、楽しみながら参拝して。
その後、KoAさまの問い合わせを拝見しながら、ゆかと「函館って、最近行ったところだよね」と何気なく話していたところ、最上寺さまの敷地内にあるお店だと分かって……。本当にびっくりですよね。
そこから御朱印の制作がスタートしました。
ーーすごいご縁ですね!青い御朱印は、桜のモチーフも印象的です。

最上寺の近くにある五稜郭の中とその周辺には、約1,500本の桜があるんです。GW頃には多くの観光客で賑わうため、象徴的な花として取り入れました。
KoAさまからご連絡いただいた時、実はすでに手書きのイメージイラストをご用意してくださっていました。それをもとにこちらでデザインを構築し、データ作成をおこなったんです。
表紙の下部には、新撰組の羽織をイメージしたデザインを。中央には五稜郭を模した、最上寺さまで授与される御朱印そのもののデザインを施しています。
ーー第二弾は、その対比となるような落ち着いたデザインですね。
これは、五稜郭周辺を描いた漫画「ゴールデンカムイ」が再び注目を集めた2023年のタイミングで、アイヌ柄をイメージして制作しています。色も少し渋めで、これがまた素敵な雰囲気なんですよね!
ーーこの御朱印帳も、ノベルティカフェでデザインしたのですか?
そうですね。デザイナーが制作したオリジナルのアイヌ柄の帯と、雪のモチーフの組み合わせを何通りも作成して並べて検証しながら、一番良いデザインを探って。

アイヌ文化に敬意をはらって、伝統モチーフの持つ意味を一つひとつ調べた上でデザインしました。
ーー第三弾はまた違うコンセプトだそうですね。
エメラルドグリーンのものは「御城印帳」という、お城巡りで活用いただけるアイテムとして制作しました。KoAさまの場所から500mほど離れたところにある「函館奉行所」でも御城印を出していたので、函館の記念品として多くの方に楽しんでいただけるように、という思いで。こちらも2023年につくっています。
裏表紙には、函館の名物をモチーフにしたデザインを採用しています。
函館名物のイカや、函館発のご当地ハンバーガーレストラン「ラッキーピエロ」のハンバーガー、修道院、函館山のロープウェイ、赤レンガなどが描かれています。こちらも、デザイナーがイラストからご提案しました。

五稜郭の南西部に最上寺さま、そしてKoAさまが位置しているので、ちょうどイラストの左下に「卍」のマークも入れています。
ーーそういう意味があったのですね!御城印帳を手に取るたびに、いろんな思い出がよみがえりそうなイラストです。
要素がいっぱい入っていた面白いですよね。
さらに、印刷の仕方にもこだわっていて。これまで制作してきた御朱印帳では採用していなかった箔押しにも挑戦したんです。
キラキラと、金色に光っているところがありますよね!

海外の方にも手に取っていただけるようなデザインであることも意識して制作しました。
このアイテムも非常に好評なので、実は今、新たなアイディアもKoAさまと話し合っているんです。それはまた、別のタイミングでご報告したいですね。
素材と製法:職人さんの手作業で丁寧に
ーー御朱印帳の中の紙や製本方法にも何かこだわりがあるのでしょうか?
中の紙はすべて同じで、奉書紙という、冠婚葬祭などでも使われる紙を使用しています。和紙の質感を残しながら、表面はさらさらとしているので、墨もにじみにくくかすれにくい。大事な御朱印もくっきり表現できる紙なんです。
製本は蛇腹とじで両面に記帳できるようになっていますが、奉書紙の断裁や組み立て、表紙のデザインをプリントしたものを台紙に巻きつける工程などはすべて職人さんの手作業。想像以上に丁寧につくられているんです。

ーー手作業の部分が非常に多いんですね!御城印帳は、スポンジが入っていると聞きましたが、あれはどのようなアイディアから誕生したのでしょう?
他のアイテムを制作する時にお世話になっている会社さまに、挨拶もかねて展示会に行った時に、このタイプの御朱印帳を拝見したのがきっかけです。
実際に手に取ると柔らかく、他の御朱印帳にない質感が面白くて、すぐにサンプルを取り寄せました。そしてKoAさまにご提案したら、すぐに採用していただけたんです。
ーー提案をしながら、一緒に考えているんですね。
新しいアイテムを手に取った時って、自然とお客さまの顔が浮かぶんですよね!
「あの方にご案内したいな」「あのお店にぴったりかもしれない」と思うので、試しにご提案することもあります。
KoAのオーナーさまはいつもやりたいことが明確で、アイディアを出した時の判断も早い。この御城印帳ではないやりとりで、いくつかパターンをご提案した時も、すぐに的確な返答をいただけてスムーズに進行できた記憶があります。
御朱印帳を制作してから、一度訪問したことがあるのですが、数年以内にまたお会いしたいですね。せっかく繋がったご縁なので、直接またお話ししたいなと思っています。
御朱印帳制作のポイント:素材やストーリー性を意識
ーー御朱印帳の制作を考えている方へのアドバイスはありますか?
御朱印帳は単なる記念品ではなく、お寺や神社の世界観を表現する大切なものです。デザイン性はもちろん、素材選びや製本方法にもこだわることで、より魅力的な商品になります。
特にオリジナル感を出すなら、地域の特色や歴史的背景を取り入れたデザインがおすすめ。
函館の御朱印帳シリーズでは、青い御朱印帳に桜をモチーフ、グレーはアイヌ文化、エメラルドグリーンは函館の名所といった具合に、それぞれに異なるストーリーを持たせています。

また、素材の質感も重要なポイントです。手に取ったときの触り心地や、見た目の印象が購入の決め手になることも多いです。第三弾で試みたような新しい素材の提案も、差別化のポイントになると思いますよ。
ーー最後に、御朱印帳の制作で悩まれている方にメッセージをお願いします!
ノベルティカフェでは、デザインの提案から素材選び、製造まで一貫してサポートします。特に御朱印帳のような特殊な製品は、専門知識と経験が必要です。私たちは常に新しい素材や技術を探求し、お客さまに最適な提案ができるよう心がけています。
特殊なプリントや製本が必要なアイテムをお考えの場合も、ぜひご相談ください!お店さま、神社・お寺さまのご要望に合わせたアイディアをご案内いたします。
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