ものづくりは過程が大事!? アクセサリーづくり体験で、ノベルティカフェの姿勢を見つめ直す

こんにちは!プランナーの松本です。
先日私は、富山県への旅行をしてきました!そこで、アクセサリーづくり体験というものをしてきたんです。
素材と向き合い、手を動かし、思いを込める。そんな「ものづくりの過程」に触れたことで、私自身、その体験に大きな納得感や達成感を得られました。
ここでは、私が体験した内容を踏まえて、ノベルティカフェがご提案できる内容や、お客さまのご要望に寄り添った案内についてご説明したいと思います!
サンプルと対話から、制作するアクセサリーをチョイス
富山への一人旅。
観光スポットを巡り、名物を食べる計画に加えて、思い切って予約したのが錫(すず)のアクセサリーづくり体験でした。正直、最初は「自分に買うお土産を、旅の記念になる何かにしよう」という軽い気持ちで考えていました。

店舗に足を踏み入れると、アクセサリーづくりを教えてくださる先生がにこやかに迎え入れてくださいました。初めての体験な上に、ひとりで入ったので少し緊張していたのですが、先生の柔らかな対応で一気に心が軽くなったのを覚えています。
制作体験ができるアクセサリーは、ピアス・イヤリング、リング、ブレスレットの3種。普段よく使う「ピアス」を選択し、サンプル写真をもとに興味のあるものをいくつか伝えると、先生が手際よく完成品のサンプルを出してくださいます。
特に気になるアイテムを手に取り近くの鏡で合わせながら、自分に合いそうなものを絞っていく作業も、嬉しいことに、けっこう悩んでしまいました。

しかし、さまざまなサンプルを目の前にすると完成イメージが湧きやすい。選択肢があることで、自分の好みや求めているものが明確になっていく感覚もありました。
そこから5分ほどはそれぞれを手に取って、自分に合うかデザインかどうか、鏡を見ながらひたすら吟味……。先生はあたたかく見守りながらも、適宜そのアイテムの魅力や成形のしかたを教えてくださいます。
私が冷静に「自分もつくれそうか?」「日常使いしやすいか?」の2軸で考えることができたのは、サンプルを手に取れることと、先生が丁寧に説明をしてくださったから。
さらに印象的だったのは、私が選んだデザインを見るなり「それ、私も持っているのでためしに着けてきてみますね」と、先生が、そのデザインのイヤリングをつけてきてくださったこと。
先生の耳元で揺れるアクセサリーを見て、サイズ感や光を反射した時の輝きなどをリアルに感じることができたのです。「絶対これをつくりたい!」と確信し、早速アクセサリーづくりが始まります!
錫の特徴を学びながら、ものづくりと向き合う
まずは錫を金切りハサミでカットし、強度を高めるために叩くところから。

少し分厚い紙を切るような感覚で、簡単にカットできました。錫はやわらかく、展延性が高いという特徴があるようです。
金属を叩く時の強さは、先生のお手本を見ながら学びます。

その後、先生は私の作業を見守りながら、「もう少し強く叩いても大丈夫ですよ」といったアドバイスもくださるので緊張せず進められました。

強度を高めたあとはさっそく成形!手でねじっていきます。
これも、先生のお手本を見てから。

事前に調べて理解はしていたつもりですが、本当に錫はやわらかい!すぐに曲げたりひねったりできる感覚はとっても不思議でした。先生曰く、リングなどの少し太い素材を曲げる時は、ミシミシミシ……という音が聞こえるそう。それも、錫の特徴らしいのです。
素材の特性を教えてもらいながら、自分の手で形をつくっていく過程は思った以上に楽しかったです。
ついに完成!いびつでも愛しいピアス
30分ほどの作業の末、ついに完成したのが、このねじりモチーフのピアス!
店舗の中には、プロがつくった販売用のアクセサリーが並んでいるのですが、それと比べると輝きや完璧な対称性はもちろん劣ります。

でも、完成した時の達成感はすごく大きかったです。不器用な自分でも、どうにかできた!という喜び。だからこそ、左右で異なる捻り具合と、その光の反射すべてが味わい深く思えて、すごく気に入ってしまいました。
その場で身につけて、「このまま帰ります!」と先生に話すと、笑顔で手を振って見送ってくださいました。

富山の街並みを歩いていると、自然に揺れるピアス。お店での楽しい体験を思い出しながら、何度もピアスを触りながら散策していました。
お客さまと一緒に、愛情を込めたノベルティ・グッズ制作をしたい
この体験を通じて、さまざまなことを感じました。
まずは、「自分が関わったもの」への特別な愛着です。
ノベルティカフェでは、お客さま一人ひとりの想いに寄り添い、「ただ配るだけのアイテム」ではなく「受け取った人の心に残るノベルティ・グッズ」をご提案しています。
だからこそ対話を大切に、お客さまと一緒にものづくりをしているのです。私たちに完全におまかせいただくこともありますが、その手前には、好みや目的をしっかりヒアリングしています。
お客さまに愛着を持っていただく、気に入っていただくものづくりをするには欠かせない工程ですよね。それが、富山の体験でもしっかり感じられました。
ノベルティカフェが大切にしている3つの要素
(1)選ぶ楽しさを大切にする
富山のアクセサリーづくり体験では、豊富なサンプルから自分好みのデザインを選べたことで、より納得感を持って進められました。
ノベルティカフェでも、お客様に多様なサンプルや制作事例をご覧いただき、イメージを膨らませていただくことを大切にしています。
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(2)工程の見える化や確認を行う
アクセサリーづくりでは、素材を叩く強さや捻る角度など、工程ごとの丁寧な説明があったからこそ、安心して制作にうち込めました。
ノベルティカフェでは、デザインやアイテム選びからご提案する場合や、オリジナルグッズの制作をする場合は、デザイン案、カラーサンプル、素材感などを細かくチェック。確認事項があれば適宜共有することで、お客さまと一緒にものづくりをしています。

例えば、とある御朱印制作の際は、デザインを何パターンかつくり、お客さまにご相談しながら進行しました。
(3)ストーリーのあるノベルティ制作を意識する
今回の手づくりピアスに、私の旅の記憶が宿るように、企業ノベルティ・グッズにも「ストーリー」が宿ることで、その価値が高まります。
企業理念やブランドストーリーを反映させたノベルティをつくることで、受け取った方の心に深く残り、長く大切にされるものとなる。
そのためにも、最初に用途や目的など、ものづくりに欠かせない要素をお伺いしています。
以前ポーチをつくった際は、依頼してくださった方の意図や好みの色・柄を伺いながらデザインをご提案しました。
花柄オリジナルポーチ制作秘話!ご依頼から完成までをご紹介します

改めて、富山で体験したアクセサリーづくりは、ノベルティカフェが大切にしている「ものづくりの本質」を教えてくれた気がしています。
自分で考え、時には人との対話があることで完成へとつながっていく。そして、完成したものは、当時の体験やその喜びと深く結びつき、かけがえのない存在になるのです。
ノベルティカフェは、そんな思いの詰まったノベルティ・グッズ制作を、企画段階からデザイン、制作まで一貫してサポートします。もちろん、ロゴやデザインデータがある方からのご連絡も大歓迎です!お問い合わせの際に、ぜひ具体的なイメージをご教示くださいませ。
お客さまとともに、受け取った人の心に残る、特別なノベルティづくりができればうれしいです。